制作プラットフォーム「電書ちゃんのでんでんコンバーター」概要

2013年9月3日

[記事] でんでんコンバーター


posted by 鷹野 凌


EPUB 3出力サービス「電書ちゃんのでんでんコンバーター」の概要です。




特徴


アップロードしたテキストファイルなどを EPUB 3 に変換して出力するウェブサービスで、無料で利用できます。アップロードするテキストファイルは、でんでんマークダウン(Markdown)記法によって、見出し(h1,h2タグなど)、引用(blockquoteタグ)、箇条書き(ul,ol,liタグ)、強調(em,strongタグ)、ルビ(rubyタグ)などの指示ができます。


  • Markdown記法でタグの指示ができる
  • 縦書きにも横書きにも対応している
  • 繁体中国語版にも対応している


メリット


  • 無料で利用できる
  • EpubCheckをパス(Valid)する正しい記述のEPUB 3が作れる
  • プレビュー機能によりブラウザ上で表示の確認ができる


デメリット


  • 小説やエッセーなど文字中心のリフロー型コンテンツの作成は得意だが、固定レイアウト型には対応していないので、マンガや絵本など画像を中心としたコンテンツや雑誌など複雑なレイアウトのコンテンツ作成は苦手
  • オーディオ、ビデオなどのマルチメディアファイルやJavaScript、フォントファイルはアップロードできない


イースト株式会社開発部EPUBエバンジェリストの高瀬拓史(ろす)氏による個人プロジェクト。EPUBの専門家が作ったサービスなので、出力されるEPUBの品質は折り紙つきです。

配信プラットフォームによってはEpubCheckをパス(Valid)する正しい記述のEPUBじゃないと受け付けてくれなかったり、配信後に「品質に問題がある」と取り下げられてしまったりするので、「正しい記述」というのは実は非常に重要です。