本城冴月さんの既刊「ギリシア物語中」のサンプルとインタビューが「月刊群雛 (GunSu) 2014年04月号」に掲載! #群雛

2014年3月22日

[作品情報&著者情報] 月刊群雛 本城冴月


posted by 鷹野 凌

「月刊群雛 (GunSu) 2014年04月号」表紙ギリシア物語中

「月刊群雛 (GunSu) 2014年04月号」には、本城冴月さんの既刊「ギリシア物語中」のサンプルが掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューの一部を公開します。





この作品の内容を簡単に紹介して下さい


 二王制軍事国家スパルタで、エウリュポン王家側の陰謀を退けながら、『ギリシア全体平和会議』の開催になんとかこぎつける、スパルタの黄金獅子こと、アギス王クレオンブロトス。
アフロディア姫と謀って、ティリオンは楽士と偽ったために、クレオンブロトス王になかば強制的に、平和会議で竪琴を奏することを依頼されてしまいます。
舞台に出ることにより、追っ手であるアテナイ側に発見されることを恐れるティリオン。そして、祖国アテナイで大事件を起こす発端となった、過去の記憶がよみがえります。
「ギリシア物語 中」では、世界史でもおなじみ、〝斜線陣〟を考案したテバイのエパミノンダスも登場して、物語はいよいよ佳境にさしかかっていきます。


この作品を書いたきっかけを教えて下さい


 「古代ギリシア人の服装を思い浮かべてみてください」と言われたら、たいていの方は、長い布を体に巻きつけた衣装とか、ひだの多いワンピースのような服にベルトをしている、のを想像されますよね。
「古代ギリシアの神殿は?」と聞かれたら、やはり円柱の美しいアテネのパルテノン神殿でしょうか。
歴史や美術でおなじみのそれらの知識が、読者さまの頭の中で文章の補足をして、物語の場面を想像しやすくしてれるので、著者としては非常に助かるわけです。
風景や背景、服装描写を多少端折っても、登場人物の心理や行動、起こる事件などの描写に注力できる。
だから、今の私の筆力でも、なんとかこの作品を書けるんじゃないか、と考えました。
もちろん、歴史や戦史にも、大変興味がありました。


この作品はどんな人に見て欲しいですか?


 歴史・戦史小説好きさん、軍事物語好きさん、ラブストーリー好きさん達はもちろん、物語が大好きなすべての人に読んでもらえたら嬉しいです。


本城冴月さんの既刊サンプルが掲載されている「月刊群雛 (GunSu) 2014年04月号」は、好評発売中です!