米田淳一さんの新作小説『激闘!宇宙駆逐艦』第2回とインタビューが『月刊群雛 (GunSu) 2014年08月号』に掲載! #群雛

2014年7月23日

[作品情報&著者情報] 月刊群雛 米田淳一


「月刊群雛 (GunSu) 2014年08月号」表紙

『月刊群雛 (GunSu) 2014年08月号』には、米田淳一さんの新作小説『激闘!宇宙駆逐艦』第2回が掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューの一部を公開します。





── 戦争は覚悟を要求する。
『激闘!宇宙駆逐艦』


まず簡単に自己紹介をお願いします


 YONEDENこと米田淳一(よねた・じゅんいち)です。『月刊群雛』ではいつもお世話になっております。
SF小説『プリンセス・プラスティック』シリーズで商業デビューしましたが、自ら力量不足を感じ商業ベースを離れ、シリーズ(全十四巻)を完結させパブーで発表中。他にも長編短編いろいろとパブーで発表しています。Kindleストアでもがんばっていこうと思いつつ、現在事務屋さんも某所でやっております。でも未だに日本推理作家協会にはいます。また、鉄道模型なんかを作るモデラーなこともしてます。
ちなみに『プリンセス・プラスティック』がどんなSFかというと、女性型女性サイズの戦艦シファとミスフィが要人警護の旅をしたり、高機動戦艦として飛び回る話です。艦船擬人化の『艦これ』が流行ってるなか、昔書いたこの話を持ち出す人がときどきいますが、もともと違うものだし、私も 『艦これ』は、やらないけど、私としては好きです、と書いてきました。
で、私はこのシファとミスフィを無事に笑顔で帰港させるまで『艦これ』はやらないと決めてる、と『月刊群雛』五月号で書いたのですが、それがなんと今回はそのシファが、という話に。ホント、どういうことだよっ!って、こういうことなのです。
それと、『小さなアッセンブリー』という中編を、BCCKSとその機能を使ったストア配信先で七月初めから発表しております。田舎町にいるニートな女の子が市議選の供託金が〇円なのに気づいて、面白半分で出馬したらなんと当選してしまうけど、市議という仕事は実は……という話です。もしご興味があれば、どうぞ。

◆公式サイト:『モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん』
http://ameblo.jp/yonebor/




この作品の内容を簡単に紹介して下さい


 というわけで連載第二回。実は原稿は最終四幕まで群雛編集さんズにお渡ししてあります。終局まで出来ていますが、ここでついついあれやりたいとやると蛇足になるので、忍んでおります。
いろいろときついシーンが前回ありました。
実際の戦争を私も体験してませんが、残虐さは酸鼻どころではなかったようです。
しかし我々のなかで着実に戦争が風化していっているなあと思います。NHKの歴史物番組の殺陣見るだけで、ああ、ぬるいなあ、平和が長く続いてきたなあ、と思うのです。
それはもちろん良いことなのですが、忘れてはならないこともあるのです。
戦争では、市民が犠牲になる前に、軍人ですらたじろぐほどの悲惨さが生じている。しかも、報道されないだけで、世界のどこかで今もそれがある。そして軍人でさえも、あまりの残酷さに社会復帰すら困難な心の傷を負う。アメリカでは現に今、それが社会問題になっている。
それでも、彼らは戦いに行かなくてはいけない。仲間のために、国のために、市民にまで戦禍が及ばぬように。そして何よりも、まず敵に引き金を引くことを思いとどまらせるために。
その任務を、使命を日本では自衛隊がやってきました。私の父もその一人でした。
そのことは今も何も変わらない。
でも、我々は彼らが語らないその重みを知っておくべきだと思うのです。
彼らの敵もまた、同じように人間であるその苛酷さも。どんなにハイテクが進んでも、戦いの本質は人間対人間です。
戦う相手は、決して「謎の生命体」や「異形」ではない。同じ命なのです。
そしてその苛酷さの中であっても、痛快や溜飲の下がる思いを感じてしまうのも人間のおぞましさなのです。
私は父が自衛官であったため、そのことと幼い頃から対峙してきました。それを書き残したい。その意味で、この連載作品を書いてます。

米田淳一さんの新作が掲載されている『月刊群雛 (GunSu) 2014年08月号』は、好評発売中です!