【廃止】「月刊群雛 (GunSu)」へ作品を掲載するための共通レギュレーション #群雛

2014年1月7日

月刊群雛


Flickr: The British Library http://www.flickr.com/photos/britishlibrary/11307080936/ トリミング・彩度下げとエッジのポスタリゼーション加工

posted by 鷹野 凌

「月刊群雛 (GunSu) ~インディーズ作家を応援するマガジン~」へ作品を掲載するための共通レギュレーションでした(2014年4月号まで)。改訂版レギュレーションをご確認下さい。




「月刊群雛 (GunSu)」の目的


  1. 同盟参加作家を紹介し、知名度向上に役立てること
  2. 同盟参加作家の作品を紹介し、販売に役立てること
  3. 同盟としての活動を行うことで、同盟の存在意義を高めること


掲載可能なコンテンツ


原則として文章、漫画、イラスト、写真とします。フィクション、エッセー、詩、批評、論説、ビジネス、ノンフィクションなど、ジャンルは特に問いませんが、ストア配信の都合上、R18だけは除外させてください。また、著作権や商標など法律上問題があると思われる場合は、掲載をお断りする場合があります。未発表のオリジナル作品(以下、新作)枠と、既刊のサンプル(以下、既刊)枠があります。

「未発表」と「既刊」の境界は、パブリックなものにしている(= publishing)かどうかです。作品を同人誌として頒布していたり、ブログに公開したりしていれば、それはすでに「広義の出版物」として捉えます(※参考記事:「出版」と「publishing」の違い)。



「月刊群雛 (GunSu)」制作の流れ


1. 日本独立作家同盟へ参加する


まず、Google+の日本独立作家同盟コミュニティへ参加(要Google+アカウント)し、[自己紹介(参加表明)]カテゴリへ投稿して下さい。お名前、ふりがな、ご自分のウェブサイト(サイト名とURL)、他のSNSアカウント(TwitterやFacebookなど)、過去の活動内容(作品タイトルなど)などを、他のコミュニティ参加者へ向けて紹介して下さい。同盟参加者一覧に反映させて頂きます。なお、この自己紹介(参加表明)は、最初の1回だけで構いません。



2. 「BCCKS」へアカウントを登録する


制作工程で「BCCKS」を利用するため、アカウントの作成と振込先口座などの設定をあらかじめ済ませておいて下さい。なお、BCCKS」へ登録するメールアドレスは、なるべく同盟に参加しているGoogle+アカウントのGmailアドレスにして下さい(別アドレスだと、同一人物であることの証明が難しいためです)。



[以下、毎号の流れです]

3. 掲載作品募集イベントにコメントで名乗り出る


発売日から3週間前くらいに、Google+コミュニティへ掲載作品募集イベントを立てますので、希望者はコメント欄で名乗り出て下さい。その際、「表紙イラスト描きます」とか、URLを貼り付けた上で「サンプルを載せます」など、何を載せるかをできるだけ具体的に明記して下さい。作品のタイトルが決まっていれば、それも同時にコメントして下さい。また、[小説][コミック][ビジネル]など、ざっくりと作品ジャンルも合わせてお願いします。「作家名」として表記して欲しい名前がGoogle+アカウントの氏名と異なる場合(アルファベット → 漢字など)は、お申し出下さい。

掲載枠は、新作が最大5作品既刊が最大10作品で、早い者勝ちです。ただし、新作枠は人気が高いため、2号連続しての掲載はなるべくご遠慮下さい。既刊枠は2号連続までは構いませんが、3号連続はご遠慮ください。



4. データをメールで納品する


納品は、同盟に参加しているGoogle+アカウントのGmailアドレスにデータ一式を添付し、 allianceindependentauthors.jp@gmail.com まで送信して下さい。「作品データ」と「インタビュー原稿」と「プロフィール画像」の3点セットです。インタビューの内容など、詳細については個別のレギュレーション(文章主体の作品の場合画像主体の作品の場合表紙画像の場合)に載っています。

なお、本への掲載順は、原則としてデータの納品順とします。新作(新)と既刊(既)が、(新既既新既既新既既新既既新既既)という順になります。先頭から2作品くらいは、立ち読み用として無料公開されますので、あらかじめご了承下さい。

また、外部ストアへの配信ではシステム上著者名枠に限りがある(Kindleストアは10名)ため全員の名前が載せられない可能性があります(作品紹介文には全員載ります)。そのため、まず表紙・新作枠と鷹野(編集として必ず毎号関わります)の名前をまず優先し、既刊枠の方は優先順位を納品順という形にさせて頂きます。


校正・制作・デザインの工程があるので、データ納品の初回締め切りは、発売日1週間前の火曜日0時(月曜深夜)とします。締め切りに間に合わなかった場合は、掲載しません。インタビュー原稿、新作原稿の内容は、編集が確認をします。が、納品前に入念な推敲をお願いします。

プロフィール画像は、250×250ピクセル以上(推奨500×500ピクセル以上)でお願いします。他者の著作権を侵害しないような画像でお願いします。

プロフィール画像やインタビュー内容の一部は、事前プロモーションに利用させていただく場合がありますのであらかじめご了承下さい。



5. 校正チェックと著者確認をする


校正は原則として「てにをは」や誤字・脱字程度の確認しか行いません。また、既刊サンプルは、元が横書きで縦書きにした時におかしくなってしまう点以外は基本的に触りません。校正で修正点や確認点などがある場合は、Googleドキュメント上で著者への確認をします。納品したGmailアドレスに随時お知らせを送るので、納品後はメールを気にするようにして下さい。詳しくは、以下の記事をご確認下さい。

著者確認ができないと工程が進められないため、早めのご対応をお願いします。原則として、確認の連絡が届いてから48時間以内に返答下さい。返答がない場合は、校了扱いとします。この工程は、遅くとも発売3日前の土曜日中には完了させます。

この工程より後での大幅な修正は、オンデマンド印刷版のページ数のズレなど雑誌全体の構成に影響する可能性があるので、この工程で完成原稿になるよう入念なチェックをお願いします。残念ながらGoogleドライブで縦書きの状態は確認できないため、どうしても縦書きになった状態で確認をしたい場合は、自分でBCCKSに非公開の本を作成し、テキストを流しこみしてプレビューしてみて下さい。



6. BCCKSで最終確認をする


校正の工程が終わったら、発売2日前の日曜朝までには「BCCKS」へデータを流し込み、仮本を制作します。仮本ができたら、データを納品してもらったGmailアドレスに「BCCKS」で「共有編集リクエスト(閲覧権限)」を送りますので、最終確認をしてもらいます。確認の締め切りは、発売前日(月曜)の13時とさせて頂きます。確認に返答がない場合は、校了扱いとします。詳しくは、以下の記事をご確認下さい。



7. 発売開始と配本申請をする


毎月最終週の火曜日を、「BCCKS」での発売日とします。つまり、前日の月曜日中には、EPUBの表示確認まで含め全ての工程を終わらせておく必要があります。KindleストアとiBooks Storeと楽天Koboへの配本申請(有料)を行った後での修正は原則としてできませんので、事前に入念なチェックをお願いします。なお、原則としてDRMフリーで配信します。



8. 参加者全員でプロモーションを行う


発売後は、参加者全員でGoogle+・Twitter・Facebook・自身のブログなどで、各自プロモーションを行って下さい。著者自身の宣伝にもなるため、著者自身の名前が紐付いた手段を使って下さい。1人で告知をするより、大勢で一斉に告知をした方が効果があります。他の参加作家の告知投稿も、ガンガンリツイートや共有やシェアをしましょう。「群雛」に参加をして感じたことや、他の参加作家の作品を読んでみた感想を発信してもいいかもしれません。読んで感想を発信してくれた読者の方に、お礼コメントをするのもいいでしょう。



販売価格


著作者にはそれなりにきっちりと収益を配分したいので、電子版は税別800円で販売します。紙版(10インチの判型を使います)はページ数によって原価が変わるため、作ってみないと分からないのですが、販売価格は税別1500円~2000円くらいを想定しています(オンデマンド印刷なので、在庫は持ちません)。なお、その号の参加者には、データ本の入手に使える「BCCKS」の無料クーポンコードを1人1枚配布します。

電子版のバックナンバーは一定期間経過後に値下げをする予定ですが、変更にはチケットを使用した更新申請(BCCKSチケット5枚=525円)が必要なので、あまり頻繁に変更できません。半年後に400円、1年後に200円にするようなイメージです。バックナンバーの値下げ時も、改めて参加者全員で告知活動をしましょう。

収益は、「BCCKS」のプレミアムプラン(月額525円)で利用できる印税シェア機能を使い、表紙の著作者、新作枠の著作者、編集・デザイン・制作担当者でレベニューシェア(成果報酬)します。「BCCKS」を利用する理由の1つが、収益配分の透明性確保です。既刊の掲載は作品販売サイトへの誘導が目的なので、印税はシェアしません。あらかじめご了承下さい。



収益分配率


  • 新作枠が5作品の場合:表紙15%、新作15%×5、編集・デザイン・制作で10%
  • 新作枠が4作品の場合:表紙17%、新作17%×4、編集・デザイン・制作で15%
  • 新作枠が3作品の場合:表紙20%、新作20%×3、編集・デザイン・制作で20%

参加作家が多いほど編集者・制作者の負担は増えるのですが、配分は逆に減っていくという形になっています。これはどうしようもありません。

「BCCKS」経由の印税率(電子版)は、BCCKSでの直接販売が70%、Kindleストアが25%、iBooks Storeが35%、楽天Koboが50%です。どこでどれだけ売れるかは神のみぞ知るですが、外部ストアの方が絶対に強い(会員数が多いため)ので、恐らく平均40%くらいになると思います。

つまり、仮に新作5人の場合で100部売れたとすると、販売店での売上は80,000円ですが、印税額合計は32,000円くらい、表紙と新作著作者への配分が1人あたり4,800円くらい、編集・デザイン・制作を全て鷹野1人でやった場合で3,200円くらい、という感じになります。編集・デザイン・制作を手伝ってもらった場合の配分は、「編集・デザイン・制作を手伝いたい場合」のレギュレーションをご確認下さい。

「著作者にはそれなりにきっちりと収益を配分したい」とはいえ、この程度の規模感だということはあらかじめ念頭に入れておいて下さい。もちろんこれは、売れる数次第です。なお、BCCKSでは電子版より紙版の方が売れているそうです。



個別のレギュレーション


詳細は下記の記事をそれぞれご確認下さい。

いろんな場合を想定してレギュレーションを設定していますが、それでも想定外のことは出てくると思います。もちろん相談には乗りますし、こちらからの相談もさせていただきますが、最終的には鷹野に一任下さい。